日がすっかりと短くなって、帰にはどっぷりと暮れてます。
もう月もでていないし、ふらふら〜っと自転車漕いでるのですが、
何処からともなく、金木犀の香り。
あ、こんなところにも、こんな路地にもと
匂いを頼りに、いろんな道を通ってみています。
今日は「遊」にも香りが漂ってきました〜*
ちょっと香りがきついから、遠くから仄かに〜が、いいな!
遊のお庭にも、秋はやってきてます。
萩の花は見ごろを過ぎたかな?
今は、紫式部と、水引の赤が美しいです。
万両の実はまだ青いですが、
南天は色づき始めました!
この間、柘榴の実をいただきました。
自然の成り、美しい造形。
秋のおすそ分けのお心遣いが、とっても嬉しかったです。
ふと思い出す。。
はじめて柘榴の実を拾った、小学校中学年の頃。
お城跡の二の丸公園。
二の丸公園は少しわかりづらい場所にあったので、
人がほとんどおらず、大好きな場所でした。
幼いころ母と、一日中シロツメクサの四tつ葉を探したものです。
そこで友達と、魔法使いごっこに興じていたのですが、
足元に見たことのないものが落ちていました。
その初めて見たものが柘榴であるとは知るよしもなく、
中からまるで宝石のような粒がこぼれたのに驚きました。
その粒を魔法の欠片に見立てて、ブランコを大きく揺らし、より遠くへと投げ飛ばしていました。
大人になって飛行機の機内誌で、イランにザクロス山脈があることを知りました。
柘榴の名の由来であるとか、ないとか・・・
今は物や情報が溢れていて、インターネットに繋げば、
知りたいことも知りたくないことも、簡単に入ってきてしまうのですが、
名前にも、色にも、匂いにも出会いがあり、
それぞれに思い出があるな・・・
などと、とりとめないことを思いました。
秋ですね。